後編:白髪は防げる!減らせる!若々しい髪を育むライフスタイル(科学 & 習慣編)

前編では、東洋医学とエピジェネティクスの視点から髪の老化についてお話ししました。
今回は、科学的な視点と具体的な習慣についてご紹介します。
白髪と酵素の関係
白髪は、髪の色素であるメラニンが作られなくなることで起こります。このメラニン生成を支えるのが*「チロシナーゼ」という酵素です。
体内の酵素には…
- 消化酵素(食べ物を消化する)
- 代謝酵素(細胞修復、免疫、解毒、メラニン生成などを行う)
の2種類があります。
体内で作られる酵素の量は限られており、消化に多く使うと代謝酵素の分が減ってしまいます。さらに加齢とともに酵素を作る力も低下します。
消化に負担のかかる食事(ジャンクフード、過度な加工食品、揚げ物、肉類の食べ過ぎ)を続けると、酵素が消化にばかり使われ、細胞の修復やメラニン生成ができなくなり、老化が加速→白髪が増えやすくなるのです。
白髪予防におすすめの食習慣
私が特におすすめするのは発酵食品です。なかでも塩麹が優秀!
塩麹で食材を漬け込むと、麹の酵素(アミラーゼやプロテアーゼ)が素材を分解してくれるので、消化にかかる酵素を節約でき、代謝酵素をたっぷり使えるようになります。
特にお肉は消化に負担がかかるので、塩麹漬けはとても効果的です。しかもお肉が酵素の働きによって分解され、柔らかく美味しくなるという嬉しいおまけ付き!
若々しい髪を育む8つの習慣(私の経験より)
- 運動で血行を高める
- 逆転のポーズで頭部に血流を送る(壁に足を上げる、ダウンドッグなど簡単なものでOK)
- ヘッドマッサージや筋膜リリース(私はコアフィットのヘッドドライバーを愛用)
- シャンプーはナチュラル派で、洗いすぎない
- 野菜中心、肉は少なめの食生活
- 発酵食品を積極的に摂る
- 海藻をたっぷり食べる
- お酒は控えめに(お酒は非常に消化に負担をかけます)
後編のまとめ
食生活や習慣を見直すことで、遺伝や年齢に関わらず、髪の健康や老化スピードは大きく変わります。
「エピジェネティクス」の視点を持ちながら、できることから一つずつ取り入れてみてください✨