記憶力を向上させるための4つの習慣

私が所属するアメリカのヨガ協会による【神経系とリストラティブヨガ】の研修では、レクチャーの半分が現役のお医者様兼ヨガインストラクターの先生方(北米人)によるものでした。ある日のQ&Aセッションで、生徒からこんな質問がありました。
「海馬のメモリーを増やすことはできるのか?」
海馬は短期記憶が一時的にストックされる場所です。先生はメインレクチャーの中で、海馬をメモリースティックに例え、「日常的な出来事は一時的にメモリースティックに保存され、就寝中に大脳皮質に長期保存としてダウンロードされる」と説明していました。海馬はメモリースティックのように容量が決められているため、その容量を増やし、記憶力を高めるための方法はないかという質問でした。
先生は、記憶力を向上するのに役立つ4つの方法を紹介してくれました。
1. 運動を習慣化する
海馬のメモリーを増やすために最も効果が期待できるのは「運動」です。
以前は、脳のニューロンの数は生まれたときに決まっており、その後は加齢とともに減っていく一方で増えることはないと考えられていました。しかし、現在では、ニューロンの数は何歳になっても後天的に増えることが科学的に証明されています。そして、その最も効果的な方法が運動です。
定期的な運動を習慣化し、幾つになっても若々しい脳を保ちたいですね!
2. 海馬に有害なものを避ける
アルコールはその一つです。アルコールの摂取は認知障害のリスク要因となり、適量であっても記憶をつかさどる脳の海馬を萎縮させることが研究で明らかになっています。
週に1〜7ドリンク未満しか飲まないグループであっても、海馬の萎縮リスクを抑制する効果はみられなかったそうです。脳の健康を考えるのであれば、アルコールは限りなくゼロに近づけた方が良いでしょう。
3. 深い呼吸を習慣化する
脳細胞にたっぷり酸素を届けることで、細胞を活性化できます。近年では、コロナ後もマスクの習慣が続いている人も多く、長時間のマスク着用が酸素摂取量を減少させる要因になっています。
日常生活に呼吸法や有酸素運動、ヨガを取り入れ、意識的に酸素量を増やすことが有効です。
4. ストレスを減らす
慢性的なストレスは海馬を攻撃し、萎縮させることで機能を低下させます。うつ病はストレスが慢性化し、海馬が萎縮することが原因ではないかとも言われています。
日頃からストレスが蓄積されないように、適度な発散とストレス管理を心がけたいですね。
ヨガで記憶力アップ!
適度な運動、深い呼吸、ヘルシーな食生活、ストレスの軽減…これらはすべてヨギーやヨギーニが日々実践していることばかりです。
ヨガは脳の健康や記憶力アップにも役立つということ!さあ、皆さんもヨガでもっと健康になりましょう!!